今日も色々ありましたよ。
でもあえて昔話をしよう。
小学3~4年の時に同じクラスで、とても仲が良いヤツがいた。
何度くじ引きをしても隣の席とか同じ班になった。
絵が上手くてサッカーが好きなヤツ。
放課後に家で一緒にゲームしたり、マンガ貸し借りしたり、同じキーホルダー付けたり。年賀状のやりとりもあった。
男とでも友情が成立するんだな、って思えた。
それからも色々あって、嬉しくて楽しくて。
5年になってクラスが離れた時はすごく寂しかったけど、廊下で遊んだりした。
でも夏休みに、アイツは何も言わずに転校してしまった。
その時、連絡先を調べれば誰か知っていたかもしれない。
そうすればよかった。
でも私も子供だったから、裏切られたような悔しさに調べようとしなかった。
それからヤツは最寄り駅がたった1つしか離れてない学校にいると噂で聞いた。
だからって街でばったり会ったりはしなかったけど。
何で今日そんな話をするのかというと、ただ単純にソイツの話を聞いたからです。
体育の時間に再来週の陸上競技大会の練習を一緒にした、隣のクラスの女の子の出身中学の話を聞いて、もしかしたらと聞いてみたら案の定アイツを知ってた。
聞いちゃうくらい忘れられてない、っていうのはおいといて。
元気にやってたみたいで、少し茶色い癖っ毛も変わらないみたいで、どこかは分からないけど割といい学校に行ったらしい。
「優しい人だったよ」
ってその子の言葉を聞いて無性に会いたくなった。
もしかしたらすごく好きだったのかもしれない。
だからといって今から何かするというわけじゃないけど。
もしも会えることがあったら、もう1度だけでもあの頃みたいに話したい。
それだけ。
ま、世間は狭いよなって話だよ。
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