俺の味方だ。
……だっけ?
久しぶりに最遊記読みました(TSUTAYAで立ち読み)☆
これから横須賀の親戚の家にお泊まりよー。
また小学生と幼稚園児のいとこに延々とトランプとかるた勝負をふっかけられることになるでしょうね。
俺様負けず嫌いだから、わざと負けるのめんどいー。
さて、釈迦原先生に私信でございますわ。
分かったよ、躁鬱!!
鬱ベースなんだね!
そしてそして、私が思ったのはクーデレ×ヤンデレ(またはヤン・躁鬱)のカップルで一見ヤンデレの方がクーデレがいなきゃ生きていけないみたいに見えるけど、実はクーデレの方も相手がいなきゃ生きていけないみたいなの!
織部さんの過去考えてみようかなー。
いやでもさなちゃんが書くべきでしょ、ここは!
ってな訳で過去でも何でもない、私の思う織部さんと藤代さんを書いてみました。
あ、お互い名字にさん付けってのもイイよね。
では、評論家の釈迦原先生!
如何でしょう?
双者依存
―奇病重病末期患者ー
いつものように学校から帰ると、彼がいなかった。
でもそれは今までも何回かあったことで、別段驚きはしない。
どうせ気まぐれに外へ出たんだろう。
……そう思ったのが、3時間前。
街はすっかり夜の闇に喰われてしまっている。
夕飯はもう出来上がった。
こんなに遅くまで帰ってこないのは初めてだけど、別に心配している訳じゃない。
ただ、貴方のリクエストで作ったハンバーグが冷めてしまいますよ、織部さん。
「捜しに、行こう。」
誰に言ったでもない言葉は1人きりのリビングに溶けた。
捜しに行く、と言ってもいくつかの公園を巡るだけだろう。
「当たり。」
今日は勘が冴えているようで、1つ目の公園に彼は居た。
公園で1番高い場所。
ジャングルジムのてっぺん。
その綺麗な金色の髪を、月と街灯に照らされて。
その白く細長い指を夜空に伸ばして。
彼は、居た。
「藤代さん、何してるの?」
「それはこっちの台詞ですよ、織部さん。」
いつもなら私の顔を見て駆け寄ってくる織部さんなのに、何故かジャングルジムから降りないまま私に言葉を投げた。
そしてその質問を投げ返せば、彼は微笑みながら言った。
「藤代さん、昨日の夜に空見てたでしょ?」
「だからね、いつものおいしいご飯のお礼にお月様プレゼントしようと思ったんだ。」
「欲しかったんでしょ?お月様。」
あきれた。
この人はあの満月を夜空から引きずり落とそうとしていたのだ。
私のためだけに。
「月を掴むなんて無理ですよ。」
「そうなの?残念だな。」
「お礼なんていいですから帰りましょう。」
「藤代さんがそう言うなら……今日の夕御飯は何?」
「貴方が今朝言っていたハンバーグです。今頃冷めてますけどね。」
じゃあ温めなきゃね、そう言って織部さんはジャングルジムから降りて私の手を取り、家へと歩き始めた。
ここに誰かいたなら私達をカップルか何かだと思うんだろう。
「ねぇ、藤代さん。」
「何ですか?」
「僕がいなくて、泣いたりしてない?」
「泣きませんよ。」
「僕は藤代さんいないと寂しいけど、藤代さんは寂しくないの?」
「私は……」
私は、その日初めて言葉に詰まった。
(とりあえず食事を1人分だけ作るのは面倒なので、いなくなったら困ります。)
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